第1章

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「お待たせしました~」  ばびゅ~んばびゅ~んと、つらつららが戻ってきた。 「お疲れ様です」  yasuは言う。 「それで、どうします? アルンダーはずっと南を指してます」  ハルヒト。 「とりあえず、アルンダーの指す方向に進みましょうよ」  と、さいやは言う。ちなみに、まだ明るい。 「そうですね。そうしましょう」  つらつららは頷く。 「んじゃあ、宿屋行ってチェックアウトしましょう」  銀兜は馬車の御者台に座る。一同も馬車に乗り込んだ。 「さぁ、スノーライトニングよ。宿屋に向かうのだ」  銀兜がそれを言うだけで、スノーライトニングは歩き出した。目的地まで走る便利自動馬車。 「馬の方が賢くねェか?」  馬車の中で田嶋。  馬車は町の中を進んでいく。交差点でもスノーライトニングは一時停止をする。優秀な馬です。  やがて宿屋にたどり着いた。  一同は荷物を馬車に積み、チェックアウトを済ました。 「さぁ、いきましょう」  銀兜。  馬車はフィールドに出た。  ひたすら馬車は南に向かって走る。夏なのに、風があり涼しい旅日和。
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