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馬車はとにかく南に進む。
「村か~酒どころなのかな。楽しみでーす」
と、銀兜。
「私も楽しみです」
H・Hは馬車の中から、御者台に座る。
「今回はH・Hさん編みたいですからね」
銀兜。
「やっときたよ、私の出番が。今まで銀兜さん以下のパーティー貢献度だったので。時代が私に追いついてきた」
と、H・H。
「活躍できればいいですね」
銀兜。
「尽きぬ酒ってなんだろう。飲み放題の店かな?」
H・Hはワクワクしたように言う。
「飲み放題はいいですね。あ、ビアガーデンとかどうです?」
「いいですね。凍る寸前のビールとか。ソーセージなんか最高ですよね」
銀兜とH・Hは酒の話をして盛り上がる。
「今回の私は何もできなさそうです」
ポツリyasuは呟いた。
「勇者勤務中に酒飲むのもありですかね」
銀兜。
「私は戦いの度に飲んでますけどね。やっぱり戦いで飲む酒と晩酌は全然味が違うわけでして」
H・Hは言う。
「お酒なら僕も結構いけます」
ハルヒトは言った。
「いや~楽しみだな~」
銀兜は本当に嬉しそうだ。
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