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ジャブジャブと食器洗ってから、馬車は走り出した。
「今日中につければいいですね」
「本当です。伝説の武器なんですかね、そのお酒。それは言えば、伝説の酒ってことで楽しみなんですが」
銀兜とH・Hは話し合う。
「伝説の酒をゲットしたら、私にも飲ませてくださいね」
「いいですよ。尽きぬらしいですし」
尽きぬ酒。酒飲みのロマンですなー。ドラ🌕もんくらい夢あります。
進んでいると夕暮れがさしかかった。
「そろそろ夜になりそうですね」
H・H。
「野宿嫌いなんですよね。地面は固いし虫が出ますし」
銀兜。
馬車は走る。
「あ!」
暗くなる前、遠目に村が見えた。銀兜は馬車を向かわせる。
「銀兜さん、ありましたね村」
H・H。
「あの村に伝説の武器があればいいけど、というかこの大陸来てからずっと南走ってましたし、伝説の武器はそろそろかと」
馬車は村の目の前についた。
「ココヤデー! ココヤデー!」
アルンダーから音声が聞こえる。
「これがアルンダーの着信なんですね」
しんみりとぱとたろう。
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