第1章

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 ジャブジャブと食器洗ってから、馬車は走り出した。 「今日中につければいいですね」 「本当です。伝説の武器なんですかね、そのお酒。それは言えば、伝説の酒ってことで楽しみなんですが」  銀兜とH・Hは話し合う。 「伝説の酒をゲットしたら、私にも飲ませてくださいね」 「いいですよ。尽きぬらしいですし」  尽きぬ酒。酒飲みのロマンですなー。ドラ🌕もんくらい夢あります。  進んでいると夕暮れがさしかかった。 「そろそろ夜になりそうですね」  H・H。 「野宿嫌いなんですよね。地面は固いし虫が出ますし」  銀兜。  馬車は走る。 「あ!」  暗くなる前、遠目に村が見えた。銀兜は馬車を向かわせる。 「銀兜さん、ありましたね村」  H・H。 「あの村に伝説の武器があればいいけど、というかこの大陸来てからずっと南走ってましたし、伝説の武器はそろそろかと」  馬車は村の目の前についた。 「ココヤデー! ココヤデー!」  アルンダーから音声が聞こえる。 「これがアルンダーの着信なんですね」  しんみりとぱとたろう。
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