第1章

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 馬車は村に入る。コースイの村と看板があった。  馬車は村を進もうとした。 「ん?」  だが、村に入ってすぐの位置に宿屋があった。 「宿屋ありましたねー」  H・H。 「じゃあ、もうチェックインしちゃいましょう」  銀兜。馬車を宿屋の前に停まらせる。 「は~い宿屋につきましたよ~!」  銀兜がそう言うと、各自荷物を持って馬車から降りた。  銀兜は馬車を邪魔にならない位置まで移動させる。 「今までのパターンだと、酒に特化した村の可能性あるよね」  さいや。 「まぁ、私も飲めないわけではないので困りません」  つらつららは言う。 「私にとっては毎日飲まなければならない、ラム酒すらキツいと言うのに……」  yasuは不満そうに呟く。 「僕は実は楽しみだったりしますね。美味しいお酒」  ハタチを超えて、飲める時期のハルヒト。 「日本酒なら、飲めなェこともないが、酒はなァ……」  と、田嶋。 「まぁ、宿屋に入ってみよう」  ダサイノは宿屋の扉を開いた。 「いらっしゃいませ!」  中からいい体格をした店主が出迎える。
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