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「十二人お願いします」
つらつらら。
「大所帯ですね。ハハハ、普段暇な宿が賑やかになりそうです」
と、店主。
見ると、つらつららたち以外に客はいなかった。
「それで、ご主人、この村の名物って酒だったりする?」
さいやは聞く。
「お酒ですか? 地酒ぐらいはありますが、名物ってほどではないですね」
答える店主。
「あれ、予想と違うな」
ダサイノ。
「伝説の酒の言い伝えとかありません?」
七夕。
「聞いたことないですね~伝説の酒ですか……何もない村ですよ、ここは」
店主は言った。
しかし、アルンダーはこの村を表示している。
「生ビール! ジョッキーで!」
遅れて銀兜が現れた。
「かしこまりました」
そして一同部屋に荷物を置いて食堂に集まる。
既に銀兜の前にはジョッキが置かれていた。
「それで、伝説の酒の話は出なかったと」
話を聞いて銀兜は言った。
「そうです。明日になれば村を探索しなければならないでしょうね」
と、yasuは言う。
「皆さん、ご注文は?」
体格のいい店主が現れる。
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