第九章

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「黒木さんは私のことどう思ってるんですか!」 「だからなぁ……」 私の言葉に対してはっきりと言葉を返してくれない黒木さん。 こんなにももどかしく思った思いは初めてで思わず何度も同じ言葉を言ってしまう。 何度言っても黒木さんは答えてもくれないのに……。 「私は黒木さんのこと大好きですっ目も好きですが性格も顔も全部が愛おしいのに……もういいです! 別れてやりますよさよーなら!」 叫ぶだけ叫んで逃げるように教室を後にすれば私は表校に戻った。 黒木さんのアホバカっ。  
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