第九章

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「不安、ってもなぁ……」 「守るため、なんて言いながら両思いのカップルの片方は一週間経てば終わるなんて信じちゃってるわけですし闇さんも怖いんですよ」 結構、冷静でそんなこと気にするようには見えないが雪が言うならそういうことなのだろう。 言葉がないと怖い……。 不安な思いはさせたくなかったがいつの間にか不安ばっかり抱えてたわけか。 「愛おしいのにっ……なんてすごい告白されて黙ってちゃ男としては、ねぇ?」 「わかってる。ちゃんと…………言っておく」 「間が長いのが不安だけどね」  
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