吸血鬼になりました

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こんにちわ、初めましてここが人間界 私、エレナ・ハミルトンは人間界に来ました。 この町で一番高い高いタワーの頂きで挨拶します。 あ、申し遅れましたが私吸血鬼なんです。 この際です。自己紹介させてください。 金髪、腰まであります。双緋眼、身長は普通、体型は太ってません←本当ですよ。胸の大きさは…お、教えません。小さくはないです…多分 なんで、こんなところ居るかから始めましょうか。 ズバリ、人間界が一望できるからです。 ほほを撫でる風 聞こえてくる音 一面に広がるビルの山 とっても、素敵です。 楽しいです。 『ここにいるんだ。私の旦那様』 早く逢いたいです。 私達吸血鬼が人間界に来る理由。それは、伴侶を探す為 そう、旦那様探しです。ってさっき言いましたね。 私達吸血鬼は、何故か女の子しか生まれないのです。 その為、深刻な出生不足に悩まされた私達の先祖は人間と盟約を結び、吸血鬼の花婿探しを認めてもらったという話でした。 さあ、探しましょう。 『…あら…』 これはいけません。貧血です。急に視界が暗転し体勢を崩してしまいました。 頭からまっ逆さまです。何百メール上空からまっ逆さまです。 とりあえず、しなくてはいけないことをしましょう。 『私を送り出してくれた皆様ご免なさい。』 謝りました。 沢山の人々の顔が流れ星のように現れては消えていきます。 これが、走馬灯と呼ばれるものなのでしょうか。そこに一際強く現れた人がいました。 『許しません』 朦朧としていた意識がハッキリしました。 ありがとうございます。お母様 エレナは負けません。 しかし、どうしたものでしょうか。 いくら吸血鬼と言えど、頭から落ちてしまうと死んでしまいます。 なら、力を使いましょう。私達吸血鬼は血液を操る力を持っています。 『血液操作』 足に血液を集中させて硬質化 体勢を立て直します。 勢いをつけて半回転し足を地面に向けます。 着地です。 大きな衝撃と共に地に足がつきました。 グシャ どうしたことでしょうか。何か踏んでしまいました………… 『…キャーーー』 恐る恐る足元を見た私は、思わず悲鳴を上げてしまいました。 なんと言いますか…最悪の事態です。 私と同じ位の男の人です。身長は私より少し高いくらいで、特徴が無いのが特徴みたいな人です。…酷い言い方しました。 その方を踏みつけにしています。虫の息です。 image=486275477.jpg
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