13人が本棚に入れています
本棚に追加
続き。(`・ω・´)
◇あなたは、自作品キャラと初めて手を繋ぐ関係に至りました。(´・ω・`)お相手のキャラ紹介を含め、小説風に『初めて手を繋いだ日』を書いて下さい。え(゜Д゜;)
『初めて手を繋いだ日』(-∀-)
⇒
それは…一週間前の出来事。
僕はいつもの様にカメラワークから逃げていると、この間知り合った櫻島涼という絵師に出会った。
すると顔をほころばせながら櫻島さんは言った。
『君、君!手を出したまえ!』
僕は素直に手を差し出すと、櫻島さんが勢い良く手を握って来た。
あまりの急な出来事に驚きながらも、手を握られた事に対して少し緊張を覚えた。
顔を上げると満面な笑顔の櫻島さん。よく見ると女顔である事に気付いた。
『ご協力感謝致す。それではさらば!』
そう言って踵を返して去って行った。
流石の僕も、あの笑顔を向けられてしまったら心臓が高鳴ってしまう。
『やんべwww手を繋いじまっただwwwwww』
そう言いながら、高鳴る自分の胸に手を当てた。
ベチョッ……ーー
『え?』
何か服に付いたような感覚を覚えた僕は、自分の手のひらを見た。
どうしてか人間というのは、何か違和感を覚える時に己の手のひらを見るそうだ。だからジーパン刑事も自分の両手を見て『なんじゃこりゃ』と叫んだんだなと思った。
そう、まさしく今の僕のシチュエーションもそうで、僕は自分の手のひらを見て言ったんだ。
『なんじゃこりゃああああ!!?』
僕の手には、赤い絵の具がべっちょりと付いていた。
(なるほど!手を握られた時に仕掛けやがったのか、あの絵師め)
そう心の中で悪態をついていると、周りの人間が僕に注目した。
どうやら視線は僕の胸元に集中しているらしい。
(しまった!これじゃあミスディレクションができない!!カメラワークに追いつかれてしまう!!)
僕は右手の人差し指を上に向け、左手でその指を掴みながら左手の人差し指も天に向けて言った。
『ドロン!』
ー 完 ー
Σ(´Д`;)
最初のコメントを投稿しよう!