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「……ところで私はともかく、二人はどういう知り合いなんだ?」
「あ、それ聞くか?ガウン火」
「人使いが荒いやつだな。
危ないから離れてろよ」
「あ、あぁ」
「俺たちは何を隠そう、永遠の相棒なんだ」
「は?」
「フレアショット!!!」
「おわぁ、危ねぇよ」
「……離れてろよって言ったんだけど」
答えになっていない答えを得意気に語るリードにレイラは困惑している。
ガウンがつけた火に鍋を置いたリードが先ほど狩って手早く捌いた【魔物】のグリズリーの肉を入れた。
「次は水だな」
「【魔法】って便利だな」
「本来は攻撃用なんだけどな……
こいつが勝手に料理に利用してるだけで。アクアショット」
「それよりそれより俺たちのなれ初めの話の続き聞いてくれよ!レイラ」
水を得た魚のような嬉しそうなリードの顔にレイラは若干ひきつっていた。
会って間もないがそれくらいはガウンにも直ぐに分かる。
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