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ヒールと考えると、人型のオブジェが召還された、これがターゲットなのだろう、意識をすると、ターゲットの頭上にゲージのバーが表示された、そしてバーの中は殆ど無く赤い、HPが少ないと赤色になるのはどのゲームでも同じだ、DFでは全快だと緑、半分で黄色、2割を切ると赤になる。
「ヒール!」
俺が呪文を唱えると、ターゲットの頭上に緑色の数字が表示された。これは回復を意味する、白い文字が通常ダメージ、黄色の文字だとクリティカルダメージという意味だ、大体これもどのゲームでも似たような感じだ。
それはおいておき、俺のヒールはターゲットのHPをほとんどを回復させた、普通練習なら何回も出来るものだろう、という人がいるかもしれない、俺も普段ならそういうが。俺は引継ぎ組みで新規の10倍のMRがあるのだ、といっても新規だと1だから当然なのだが
「ホーリー!」
今度は攻撃の魔法、ターゲットへと当てるとそれなりのダメージを与える、お試しでしかないのでスキルレベルが低い、当然弱い
感覚は充分掴めた、この程度ならば支障はない
それにしても、魔法を使うと僅かにだが疲れるし、撃ったこともはっきりとわかる、流石VRと言ったところだな、それにしても声が俺と全然違うのが嬉しいツールによって変える必要が無いのだ。
「チュートリアルを終了しますか?」
システムが優秀だ、考えるとすぐに対応してくれる
チュートリアルは、最低限、他は最初の町の周りでやろうとおもう
はい、と考えると辺りは白い光に包まれて眩しさのあまりに目を瞑ってしまう。
ハジマリタウン
目を開けると、そう頭の中に響いた。辺りを見回すと中世といった感じの町並みが見える、つまりこの場所を示しているのだ。実にDF運営らしい名前の付け方だ。まあ安直だが覚えやすいという評判もあるのでそこまで悪いわけではない。
何時も外から、街の姿を眺めてるので、こういうのは新鮮であり
感動の声を漏らしてしまう、ただのガヤであるNPCにさえ俺は食い入るようにみる。
とりあえずMAPを開こう、と思うと目の前にウィンドウが表示されMAPが見れた、宿屋の場所をさがして、まずはそこに拠点をおくとしよう。
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