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小部屋を抜けると、ようやく一番奥まで来たのであろう、やや大きめの扉が俺らを待っていた、鍵穴の類はなく、開くことはできるようだ、例の如く看板が立っており
先ほどの小部屋ではソロでの大変さのために用意したので、ここまでこれたかたはパーティであるか、高レベルと推測されます、次の部屋ではボスが待ち構えています、今までの雑魚モンスターと比べてありとあらゆるステータスが高いので注意しよう。
と書いてあった、先ほどは腹パンをくらったけども無理は無くすんだのでよかったが、此処まで運営が注意しているのだから、準備は万全にするべきだと判断し、全員をフル回復し、効果時間の長い補助魔法から順にかけた。
クラウドが扉に触れると、大きな扉は左右同時に奥へと開かれた。
全員で扉の中へと入ると、後ろの扉がなくなった
この戦闘は逃げることが不可能のようだと察することが出来る。
先ほどの小部屋よりも一回りも二回りも大きくて、走り回れるほど大きい。少し時間が経つと、光の粒子が集まっていくようなエフェクトが発動され、中央へと集まっていく、少しの時間が経つと
大きな地響きと共にソレは現れた。
カケダシの遺跡BOSS ジャイアントストーンゴーレム
巨大な図体から生える巨大な腕、その先には人など一瞬で握り潰せるであろう力強い手、そして巨大な体を支える太い脚とその先のブロック状の足、最後にこちらを見つめる赤い光の点った目を持つ頭
明らかに存在感がウッドゴーレムの比ではない。決して素早くは無いが押しつぶされる重量感と共に戦いが始まった。
「いくぞ、VRでも変わらない、何時もの形で行く」
クラウドは俺たちの前に立ち盾を前に出しながらゴーレムへと近づいていく。エリックは少し後ろに下がりながら、氷の魔法を唱えてゴーレムへと攻撃。
そして、ゴーレムは大きく腕を振りかぶり、腕をクラウドへと振り下ろす。クラウドの声が漏れるほどの衝撃だったのだろう、HPゲージを三分の一ほど削り、あまりの衝撃にクラウドは反撃が出来ない。
「アルフッ!」
「わかってる、行くぜ」
ゴーレムの攻撃が終わった瞬間に走り出し、あっという間に間合いをつめた
「ガードブレイク! スラッシュ!」
防御を下げる縦斬りのあと、基本の斬りスキルで何度も斬る
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