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アルフの猛攻にもストーンゴーレムは微々たるダメージを受けたのみ、ヘイトがアルフへと移ったのか、なぎ払うように巨大な腕を振るう、流石の移動速度と言ったところか、掠っただけに留まり、大きなダメージ受けずに下がってこれた。
この仲間の攻撃が終わったタイミングで、俺はまずヒールを盾役のクラウドへと発動し、全回復させる、ヒールのクールタイム中は補助のかけなおし、魔法は使わないタイプなのでレジストは張らずにバリアを範囲内に揃ったタイミングで発動する
そうすればヒールのクールタイムが終わり、少しダメージを受けたアルフへと発動が出来る。おまけにホーリーをストーンゴーレムへとぶつける。
「アルフ! 特に硬いからガードブレイクを重ねて!」
「あいあい、すぐに最低値にしてやんよ」
俺は後方支援なので、ヘイトはあまり向かない、状況を確認しやすいので指示を飛ばす。
「エリック、魔法は大分効くみたいだから、ヘイトが向かないようによくタイミングを見て」
「おっけ、何時もどおりだな?」
クラウドでも重い一撃を貰うので、後方の柔らかい私たちにヘイトが向いたら即死の危険がある、蘇生手段がない今は無茶が出来ない。
上手くストーンゴーレムの動きを調整できたようだ、クラウドの方へと集中して攻撃が集まる、コツがつかめたようで、攻撃を防ぐついでに軽い一撃をカウンターとして与えている。
「流石クラウド! 助かってるよ!」
「おう、俺はこれが役目だからな。」
クラウドが上手く捌いてくれているおかげで、アルフの猛攻と、エリックの火力でじわりとゴーレムのHPを削っていく。
完全ループといかないのが、DF運営のエンターテイナー性の高さを物語る、同じ攻撃やコンボはほとんど連続でくることはない、嵌め殺しされるボスを今まで何度も見てきた運営だからこそ出来る調整か、と素直に褒める。
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