私は下方修正を貰っても私

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黄色ゲージの時に行動パターンが大きく変わったということは、つまり赤ゲージでもそういうことだと仮定し、素早く集合し範囲補助をかける ストーンゴーレムは大きい足踏みとともにこちらへと前進、あの巨体だ、踏まれでもしたら即死級のダメージであろう。足の攻撃が多くなったので腕の攻撃の頻度が減った、これではクラウドの防御も難しい 必然的に全員が走って逃げることとなった。 ゴーレムが動くと、地面はやや揺れる、それにより誤差程度だが動きづらくなる場面は何度もあり、慣れたが 何を思ったのか、ゴーレムは足を止め、その場で飛び上がった、飛んだ、といっても巨体だ、数メートルくらいのジャンプだ。 轟音と共に、部屋が大きく揺れる、俺とエリックは溜まらず体制を崩してしまうほどの地震。 しめた、と人間なら思ったであろう、ゴーレムは俺とエリックへと狙いを定め、唸る拳で押しつぶさんが如くパンチを繰り出す 「うおおおお! ガードだ・・・!」 間に割って入ってきたクラウドが片手剣を投げ、両腕で盾を支えて衝撃に備えていた。結果的にダメージはなかった 宙を舞い、壁へと叩きつけられたクラウドを除けば 「クラウド! ねえ、大丈夫!?」 俺はパニックになってクラウドへと走り寄る、満タンであったクラウドのHPはもはや数ドットほどになって地面に倒れていた。 ヒールを唱えて、回復させるものの、膨大なHPのクラウドは回復しきれない。ここで俺は伸びたクールタイムを恨む、何とかクラウドの姿勢を起こした。ここで気づいたのが、クラウドの頭上に朦朧と言う状態異常が起きていたということだ、反応が無いのはこのためだ 「畜生、タゲが・・・! おいナギサ、クラウド!」 完全にクラウドを意識していたので気づかなかったが、二人でヘイトを稼いでくれたのか、こちらへと攻撃がきてなかったのだ、彼らは結構なダメージを負っていたのにいまさら気づいた。 エリックが叫んだ理由は、今までターゲットを受け持っていたが、ゴーレムは狙いを俺と倒れているクラウドに向けたからだと迫るゴーレムを見て気がついた 俺とクラウドの近くまで接近し、大きくゴーレムは腕を振りかぶった。 「駄目・・・来ないでよ! クラウドが・・・!」
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