黒猫のタケチオ

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「ギャー!」 鏡を見た瞬間に思わず悲鳴をあげてしまった 正午 竜巻はあっという間に去り、空はこれでもかってぐらいに晴れ渡っている 朝の悪魔が降りてくるような天気が嘘のようだ この異例な天候にマスコミがこの町へ取材しに来ている こんな田舎町が1日して有名になってしまったようだ しかし、俺はそれどころではない 帽子を深くかぶり近くの商店街へ向かう なんとか無事に目的地に着いたようだ こんな姿、クラスの連中に見られたら何とからかわれるかわかったもんじゃない カランカラン 俺はお店の扉を開いた
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