プッケル

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このころになるとモトチカは人間の言葉を理解するだけではなく行動も出来るようになっていた 『自分で取りなさいよ』 …? 今…なんて? 部屋には私とモトチカしかいない まさか… 顔から滴れ落ちる水を気にせずモトチカを見た 「今…しゃべったのか…?」 少しの間の後にモトチカは口を開いた 『そうよ!悪い? そんなことより顔、拭いたら?』 普通に人間の言葉を話している タオルを手にとり顔を拭く 『そんなにじろじろ見ないでよ! 毎日一緒にいるじゃない』 こんなにすらすらと喋られたら逆にこっちが言葉を失う
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