運命の日

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「ぷっ…ぷはははは!タケチオ? なんだそれ自分でつけたのか?」 腹をかかえ涙が出るぐらいに笑う そんな俺を黒猫は冷静な目で見ていた 『じゃあ、聞くが、お前の名前は誰がつけた?』 笑うことを止め問いにこたえる 「そりゃ親だけど…」 猫の名前は誰がつけるか考えた 『それがわかっているなら当然、私も親がつけた 斎藤タケチオと言う名は私の名前だ 親から与えられた名前を笑われると不愉快だ ちなみにお前は今の現状を夢か何かかと思っているようだがこれは現実だ ただ、お前が暇そうにしているから声をかけたんだ 邪魔なら出ていく』
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