第1章

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天保4年。 ざっと200年くらい前だろうか? そんな一昔前に、私の愛する人は産まれた。 医家のもと産まれ、色んな苦労をしたり、たくさんの幸せを受けて育ったんだと思う。 無口だけど、温厚で… 「…はぁ。それにしても山崎さんって誕生日はいつなんだろう…。調べても分からないし!!!」 あー。 どっかに山崎さんみたいな人はいないわけ? できることならタイムスリップでも何でもして山崎さんを監察したい。 「はぁ。今年の夏も山崎さんを考えるだけで終わっちゃうのか…。一回くらい濃ゆい人生歩ましてほしいものだよ!」 あぁ、山崎さんの誕生日が知りたい。 できることなら、私の名前を呼んでほしい。 有紗って… ウトウトとしていた私はあっさりと意識を手放した。 …山崎さんを考えながら寝れるって幸せだな、、、。 なーんて…
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