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…ははっ。
もう末期だな、これは。
自分でも思う。
それにこんな幻覚まで見る様になるなんて…
自分で言うのもなんだけど、痛すぎる。
「…はぁ。」
夢だな。
そーだよね。
ほっぺたでも抓れば起きるでしょ、さすがの私でも。
えーい、なんか前の人まだ刀をこっちに向けてて怖いけど抓っちゃえ!
「…い、いたーい!!!!」
痛い!すっごい本気で抓ったけど痛い!背中も痛い!痛い!
私がおかしな行動をして悶えてるせいか、目の前の人は呆れた様な顔で見つめてきた。
「…お前、何してんだ?1人で、ってお前血出てんぞ。」
「…へ?血?って血ぃぃぃぃいいい!!!?」
「おい!っち、くそ。山崎、こいつを運んでくれ。詳しくは屯所で話を聞くことにする。」
…?
そんな会話を耳に、私は意識を手放した。
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