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第Ⅱ章河崎(Kawasaki)海戦、
―――――あの大戦争が終わって愛が死んで、俺がエンペラーを名乗って三日後。
天照暦21年5月4日
ゴールデンウィーク前半戦に、KGUでは友禅が門前に立っていた。
巨大な御陵?キ市で山頂の倉田山御陵は歴代の王が眠っている。
「時よ、舞い戻れ王の名を以て我の魂響き給うこれ聞きよりは、KGUよ、過去の産物に大いなる代価を払い此の地に再生を誓う!うっ!あああっ!ぐううはああっ!」
時空のCODEを使い消滅した倉田山一帯を再生させて、一仕事を終えて家族が待つ、自宅に戻る前に、あの御方に会うつもりであった。
郷土研究会を創った人物で、自分の恩師に伊勢名物糸印煎餅と赤福餅をぶら下げて、伊勢市から2000km離れた外郭地域に日本の都と呼ばれた京が位置する。
「電車に乗るのも会うのも久しぶり。150年ぶりだ。」
友禅はこの日の午後に京の駅に着いた。
恩師が居るのは、京都御所である。
その土地に友禅が足を踏み入れた。
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