第1章

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懐から鎖に繋がれた大剣で焔を薙ぎ払うと焔は戻り剣に宿るとドクンドクンドクンドクンドクンドクン心拍数が上がって心臓の鼓動と共鳴して上空に放つと、虹が出た。虹が島を包むと島の時間が全て俺に伝わってくる。 「うううがっ!あああっ・・・」  ルシファーが優しく幽華を撫でた。 《たいした者だ。(E una grande persona)流石、(Come si e aspettato)天神家の男。(L'uomo della casa di Tenjin)私らは神の者よ。(Noi siamo persone di Dio)御前に授けよう。(Accordiamolo al Mio Dio)死者と生者の(La fiamma di una persona)焔よ(morta e cose viventi)この者に授けよ、(Accordalo a questa persona)王の素質に誓い(Nel nome di qualita del Re)この黄色の焔は(Questa fiamma gialla)御前を暖かく(Io avvolgo su vivamente)包み込んでくれる。( il Mio Dio)》  そう言いルシファーは消えた。 「あと、五つだ!」  孤島で練習を積み上げて翌日にKGUに戻った。 時は遡り天照暦21年5月2日~3日  三重県津市栗田山鳥栖MIU1-5-14  MIU本部 五賢帝とMIU側の巨大帝国三重大学を築いた三賢人が会議室に集まってモニターには、スライドに映し出されていたのはここ百年の傾向と対策についてだ。 「お集まり頂き(Encontrarse el mio)大変感謝と(Con grande gracias)心意気を申し上げます。(Hablo de disposicion)」  MIU初代創設者にして帝國大学出身でKGUと長年争ってきた年上の男が言う。 「けっ、(Tut)スペインに成り下った(Se volvio Espana y retiro)賢者共KGUに(En coKGU prudente)害を為す!(Dano)」  ジョーが悪態をついてエンペラーが謝った。 「済まん(No lo termino)安濃津(Estimado Profesor Tsu )殿。(fuerte barato)」  安濃津影秋(あのつかげあき)(海戦の(Ladron del rey de)賊王(la lucha del mar))がモニターに表示されるのはKGUが被害を出した先の大戦争だ。男は四十代前半で細身の躰をしながらも黒コートを着て細身の剣を腰に差していた。エンペラーもこの時はグッと抑えていた。 「日本語で話そうよ。今日は争わずに両者!」
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