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『トリプル☆アイスを賭けての戦い』が幕を開けてから今日で一週間がたった
(えっ?早くない?)
私は今、誰もいない放課後の教室で数学の勉強してます
愛美に勝つために!
・・・やる気はあると思うんだけどー分かんないっ☆
何でこんなに数字が並んでるんだろう?
そもそも、こんな計算って生きていく上で使わなくない?
(屁理屈です)
あ゛~!分かんない
やる気失せてきた
シャーペンを置き、机の上に俯せる
「う~~~~~っ」
「何うなってんの?」
頭の上から声が聞こえてたので、ゆっくりと顔を上げる
「んー?・・・! にっ、西野君!?」
なんと、目の前には西野君が!!
きゃー!ち、近いんですけどーーーー!
どどどどうしよう
(パニック状態再び)
「何してんの?」
「えっ、あー、勉強かな?数学の?」
疑問系で聞かれてるのに疑問系で返してどうしすんの!?
やっぱバカだ、あたし
「へー、偉いね けど何で?」
「それは───・・・」
あたしは、愛美とトリプル☆アイスを賭けて勝負してる事を話した
あと、
数学が大嫌いな事も
「数学嫌いなんだ」
「うん、全く分かんないから・・・」
あははー、と笑いながら教科書とノートを閉じる
あぁ、恥ずかしい
「良かったら、俺が教えようか?」
「えぇぇ!」
思わず声を上げる
にっにっ西野君が!?
(落ち着こう!)
「ん、嫌?」
「嫌じゃないけど…迷惑でしょ?」
そう言うと、西野君に笑われてしまった
何で笑うのぉ?
「迷惑じゃないよ それに1人より2人の方が効率いいだろ?」
「じゃっじゃあ、お願いします」
「了解」
ズキューン(笑
やばい、ドキドキしすぎて心臓止まるかも
「今日はもう遅いし、帰ろっか?」
帰ろっか???
何であたしに聞くの?
「遅いし、送るよ」
「っ!?」
─*─*─*─*─*─*─*─
結局、送ってもらいました
くぁ~!ドキドキが半端ない
帰りに2人で───
(ジュース買ってもらった(照)
勿体なくて飲めない)
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