第1章

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『トリプル☆アイスを賭けての戦い』が幕を開けてから今日で一週間がたった (えっ?早くない?) 私は今、誰もいない放課後の教室で数学の勉強してます 愛美に勝つために! ・・・やる気はあると思うんだけどー分かんないっ☆ 何でこんなに数字が並んでるんだろう? そもそも、こんな計算って生きていく上で使わなくない? (屁理屈です) あ゛~!分かんない やる気失せてきた シャーペンを置き、机の上に俯せる 「う~~~~~っ」 「何うなってんの?」 頭の上から声が聞こえてたので、ゆっくりと顔を上げる 「んー?・・・! にっ、西野君!?」 なんと、目の前には西野君が!! きゃー!ち、近いんですけどーーーー! どどどどうしよう (パニック状態再び) 「何してんの?」 「えっ、あー、勉強かな?数学の?」 疑問系で聞かれてるのに疑問系で返してどうしすんの!? やっぱバカだ、あたし 「へー、偉いね けど何で?」 「それは───・・・」 あたしは、愛美とトリプル☆アイスを賭けて勝負してる事を話した あと、 数学が大嫌いな事も 「数学嫌いなんだ」 「うん、全く分かんないから・・・」 あははー、と笑いながら教科書とノートを閉じる あぁ、恥ずかしい 「良かったら、俺が教えようか?」 「えぇぇ!」 思わず声を上げる にっにっ西野君が!? (落ち着こう!) 「ん、嫌?」 「嫌じゃないけど…迷惑でしょ?」 そう言うと、西野君に笑われてしまった 何で笑うのぉ? 「迷惑じゃないよ それに1人より2人の方が効率いいだろ?」 「じゃっじゃあ、お願いします」 「了解」 ズキューン(笑 やばい、ドキドキしすぎて心臓止まるかも 「今日はもう遅いし、帰ろっか?」 帰ろっか??? 何であたしに聞くの? 「遅いし、送るよ」 「っ!?」 ─*─*─*─*─*─*─*─ 結局、送ってもらいました くぁ~!ドキドキが半端ない 帰りに2人で─── (ジュース買ってもらった(照) 勿体なくて飲めない)
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