第1章

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えー、コホン ただ今、西野君に勉強を教えてもらってます めちゃ分かりやすいんだけど、 めちゃ緊張します! やばい、心臓がぁ! 落ち着けー、自分!! 「──で、この数字を移項して・・・」 「・・ 分かった!」 私は、珍しく数学が面白いと感じました。 (あれ?作文?) 「少し休憩しようか」 「うん、っあー疲れた」 背伸びをして、ふと西野君を見ると目が合ってしまった! んな!! 何が話した方がいッィカナ (緊張しております) ♪~♪~♪~ 話すべきか悩んでいたら私の携帯がなった 「メールきた 誰だろぅ?」 見てみると愛美からのメールで 『ヤッホー♪ テストまであと一週間だよウチが勝ったらメロン&ピーチ&パインのトリプル☆フルーツでよろしく♪』 と送られてきた 「・・・あれ?私、負ける前提?」 「どーした?」 「愛美からあー何でもない」 はははっと笑って携帯に視線を戻す くっそー! 絶対に勝ってやる! 1人で燃えていると、西野君に声をかけられた 「アイスを賭けて勝負してるんだっけ?」 「うん、Peatliyって言うお店のなんだけど、そこのアイス美味しいんだよ・・・高いけど」 「へぇー、もしかして駅前の店?」 「そうだよ!」 なんか分かんないけど、アイスの話で盛り上がった ほとんど私が喋ってたけど で、どのフレーバーが好き?って話になった 「私は、イチゴとチョコとキャラメルかなぁ?西野君は?」 「んー、あんまり甘い物食べないけど、さっぱりした方が好きかな?」 「甘い物食べないんだ?美味しいのに」 男の子って甘い物嫌いって言う人多いよなぁ 何でだろう? (めちゃ素朴な疑問(笑) 「中村さんは甘い物好きそうだよね」 「うん、好きだよ」 自分が発した言葉にハッとなる す、好きって・・・ もちろん、そういう意味じゃ無いけど… なんだか、急に恥ずかしくなってしまった 「く、暗くなってきたし帰りょっか」 「・・・(クスッ」 あっ・・・ か、噛んだぁぁぁ!! 笑われたぁぁぁ!! 「りょっか」って何だよ! あぁ、恥ずかしっ 落ち着け自分! 「そうだね、帰ろう」 「アハハ、うん」 西野君 我慢しないで笑って良いんだよ? 潤んだ瞳──── (噛んだ私が悪いけど、涙目になるまで笑うの我慢しなくても・・・(恥)
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