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『クビになってしまえ』
「ムリムリ。学校では〔いい先生〕演じてるから」
『サラッと凄いこと言ったよ、なにこの人』
「うっせぇ。そーゆうキャラの方が都合いいんだよ」
そう言うと久我先生はシガーケースから煙草を取り出し吸い出した
ここ、禁煙なんだけど…
「あ、お前に１つ命令」
『は？』
「あからさまに無視すんな。不自然だろうが」
『じゃあ話し掛けないで下さい』
「無理」
『(え、即答？)…なんでですか』
「お前が困ってんの、見てて楽しいから」
……うざっ
なんなんだ、その満面の笑みは
あっ、ボールペンがある
投げつけていいかな？
棚の上にあったボールペンを手に取り構えたらチャイムが鳴った
『あ、ＨＲ始まった…』
「コーヒー」
『…はぁ』
結局、ＨＲをサボりコーヒーを淹れる羽目になってしまった
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