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「聖(ヒジリ)せんぱーい」
本気で困り始めてくると、背後から知った声が聞こえてきた。
タイミングいいな、ほんとに。
「瀬戸君。何でここに、集会はどうしたんです?」
副会長が若干警戒を解いて伊吹を見た。
「俺は東先生に言われて転校生の迎えに来たんですよ。こいつと」
俺の横に来て目線で俺を指した。
「君が?この人と?……大丈夫でしたか?」
何だよその確認wwwあれですか?お前こいつに脅されてんじゃねーの?みたいなwwwむしろ逆だっつのwwww
それともあれですかマジで副会長→伊吹みたいな感じですかwwwなにもされなかったか?みたいなwww
それはそれで萌える!
「大丈夫ですよーこいつ以外と良いやつですから」
一瞬俺を睨んだ伊吹は笑いながら副会長に話す。
ヤベェ、絶対何か感づいた感じだ……
「こいつ、無愛想で言葉足らずだから誤解させてるかもって思ったら、案の定だし。すみません」
「いいえ、別に貴方が謝ることじゃないですよ。気にしないでください」
副会長はまた笑顔で伊吹に話しかけた。
「貴方が案内をするのでしたら仕方ないですけど私は引き下がりましょう。……では千尋。また会いましょうね」
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