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もっさり頭を見てにっこり笑うと俺の方を一睨みして歩いていった副会長。
俺のことは気に入らなかったみたいね……
若干落ち込むがまぁ良いやとすぐ立ち直る。
「助かったわ、サンキュ、伊吹」
「貸し、また1つだからね」
うぅ、抜け目ねぇ……
いい笑顔の伊吹から目をそらして、俺はさっきから空k……おろおろしてて会話に入っていけなかったもっさり頭の近くに行く。
「よぉ、さっきは悪かったな。こいつがいった通り担任の命令でお前を迎えに来た。俺は江ノ島 善、よろしく。で、質問ある?」
「え、あ、ない。てかお前、さっきよりなんだか……」
違うような…と、小さく言ったもっさり頭の言葉にかぶさるように伊吹が俺の後ろから顔を出した。
「こいつ、生徒会が苦手だから威嚇してただけだよ。あ、俺、瀬戸 伊吹。よろしくね」
まぁ、俺の態度って生徒全員にだけどなwwww
こいつは、まぁ、無害そうだし若干装うだけで良いだろ。
「そうだったのか、ごめんな善。気付かなくて」
いやいや、出会って数分の相手のことなんて分かんねえよwww
「おれは三富 千博(ミトミ チヒロ)。よろしくな!善、伊吹!」
「お、おぅ、よろしく。三富」
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