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三富を理事長室まで案内し、俺らが教室に戻って来る頃には、集会が終わり教室にはちらほらとクラスの奴等が戻っていた。
副会長とのことで疲れた俺は、自分の席にどっかりと座りこむ。
伊吹はクラスの奴等に転校生のことで質問攻めにされていたが、
「後から分かるから、それまでのお楽しみだよ」
と、上手く逃げていた。
正直疲れた。
何であいつ道わかんねぇのに先行して行くんだよwww
理事長室行くまでに10回ほど迷ってたぞwwww
俺と伊吹が頑張って目的地まで連れてったけど……もうあーゆー奴の案内はしたくねぇな。
ぐったりとしてると前の扉から担任が入ってきた。
「オラ、お前らとっとと席つけ。昨日も言ったと思うが今日からこのクラスの人数が一人増える。お前ら仲良くしろよ」
そう言いきると、東担任はちょっと待ってろと教室の外に出ていった。
「どんな子が来るのかな?」
「かっこいいといいね」
「かわいい子が入ってくんねぇかな~」
クラスの奴等は転校生の存在に浮かれてる感じだ。
こんな様子だと実物を見たときの反応が楽しみだなwww
そんな事を考えてると担任が再び教室に入ってきた。
「待たせたな。そんじゃ三富、入れ」
担任が名前を呼ぶと、先程担任が入ってきたドアが開き、もっさり頭に瓶底眼鏡をかけた人物が入ってくる。
その姿を見た瞬間クラスの奴等が若干ガッカリしたのに俺は気づいたwww
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