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「いや…別に……」
俺のごまかしかたに三富は変な顔をする。
「ふぅん?まぁいいや。なぁ善、次の授業終わったら飯だろ?食堂行こうぜ」
「っ!?」ガタッ
「? どうした?」
「……何でもねぇ」
ヤベー、また椅子から落ちそうになったwww
そして三富のこのお誘いは…
食堂での生徒会イベントフラグじゃないですかwwww
これは何としてでも見なければいけませんなぁ!
だが俺は傍観者を徹したい!そして生徒会とは極力関わりたくない。
間近で見れないのは残念だが、三富の誘いは断って伊吹と食堂に行こう。あいつも面倒事は嫌いだからな、一緒に行ってくれるだろう。
「悪いな。俺用事があっから行けねぇ」
「なに言ってんの、善」
「うぉっ!」
三富に誘いを断る言葉をかけると後ろから急に表れた人物によって、俺はまた椅子から落ちかけた。
「伊吹…」
「善、今用事なんてなかったでしょ。行こうよ。俺も行くし」
俺もさっき誘われたんだと爽やかな笑顔を向けてくる伊吹。
俺はそいつの裾を引っ張り小声で話す。
「なぁ、俺、昨日説明したよな」
「うん、聞いたよ。王道の流れから素晴らしさまで。興味ない俺からしたら退屈だったけど」
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