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ぷはっ。
くぅ、喉が熱い。一気飲みするにはまだ熱かったな。
「ごちそーさまでした!」
千円札を数枚カウンターに叩きつけ、くるりと踵を返す。
ヒールを鳴らしながらそそくさと退散。
後ろからお釣り!なんて呼ばれてるけど、振り向いてなんかやらない。
私の秘密をいとも簡単にバラしてくれちゃって……おばちゃんのバカヤロー!!
店の暖簾をくぐり抜け外に出ると、火照った体に夜風が気持ちいい。
はぁ。もう本当、なんで私おばちゃんなんかに相談しちゃったんだろうな。
自己嫌悪に押し潰されそうになりながらも家路を急ぐ。
マンションまではほんの数分なのに、最後の熱燗が効いてるのか上手く前に進めない。
「おい!あぶねーな、千鳥足じゃん。」
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