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数日後、全寮制の四季学園に通うため、私たちは荷物を纏めていた。
「ガサゴソ……パタン…………夏姉ー。荷物纏めおわっ「だから、それは捨てちゃいなさいってば。いらないでしょ?」……あの、夏ね「だ、だって捨てたら可哀想じゃん!」夏「もう合わない人の事をうだうだ言っても仕方がないでしょ?……捨てて」あの、な「……やだ」……あ「す、て、ろ」……ちょ、「……はい」……「よろしい。で、愁?何の用?」……荷物纏め終わりました。総司令」
……総司令?
「……そう。じゃあ、明日持ってって貰うから……玄関の近くに持ってっといて」
「イエス、マム!」
……さっきから何?
まぁ、いいか……兄さんがハーレム共から貰った物を全部持って行こうとするから……疲れたし、休もうかな?
「立夏、立夏、これは持ってっても………………パァンッ(ハーレムボイス入り目覚まし時計が、立夏の裏拳で壊れる音)…………わかりました」
「そんなもの持って行ってどうするんです……早く纏めてください。後兄さんだけなので」
「えっ、ほんと!?い、急がなくちゃ………………うわぁっ!?」
……あ、ごめんなさい兄さん。
「痛たた…………目覚まし時計の残骸を踏んづけちゃった……」
……自業自得だと思いこみます。
私は何も悪くありません。
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