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「さて、兄さん、愁、さっさと寮に行って荷物を片づけますよ。寮長に軽く挨拶をして……鍵はすでに貰ってるので……後は自由で。父さん達への挨拶は明日しますから……はいこれ、鍵ですよ。
……そうそう、ここは王道的に……二人部屋ですから」
「「待って、その珍しい微笑みがとても怖いから!!」」
「フフッ……頑張ってください」
「「何を!?ねぇ、何を!?」」
……鍵を一つしか渡してないんだから、兄さんと愁がルームメイトだってことになんで気づかないんですかね。
一応二人って頭よかったはずなんですが……まあいいです。
「では、私は自分の部屋に向かうので。お先に失礼します」
「「待って!!見捨てないで立夏様ぁぁぁ!!!」」
寮長との会話はカットします。
色々……面倒だったので。
簡単に説明すると……
ノックをする、返事がない、監視カメラをジャックして中にいることを確認、ドアを蹴破る、小さい男の子と寮長を視認、一方的に自己紹介その他諸々をして、部屋へ向かう。
以上です。
部屋に行ってからは、こちらもダイジェストで……
部屋に入る、ルームメイトはまだ入寮していない様子なので、勝手に部屋を決めて荷物を片付ける、ルームメイトが入ってくる、女子だと言うことを視認されたとたんに叫ばれる、気絶させる、料理を作って食べる、ルームメイトの口に氷を突っ込む、起こす、ご飯を食べさせる、お風呂に入る、寝る。
以上です。
そして、次の日に理事長である父への挨拶を済ませ、更に数日後。
今日は入学式です。
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