狩り人と龍、渓流の出会い

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あれから15分。 ジンオウガの充電を阻止できず、超帯電モードとなってからかなり苦戦していた。 「そろそろ体も温まってきたし........やるか。」 完成形変真刀には限定奥義と呼ばれる、いわゆる必殺技が存在する。 自身の身体能力を総結集し、ひと振りの刀に込める。 とてつもない威力をもつが、代償にしばらくは体が動かなくなる。 だから最初から使うと冗談なしでモンスターからフルボッコだドン! 「ジンオウガ.....覚悟しな!」 言葉の通じない相手に叫ぶのは変だが、ジンオウガは理解したかのように、背中に雷を溜めて飛び、反転してトドメをさそうとプレスをしてくる。 そんな中でも俺は集中して抜刀に移る。 「抜けば一太刀世を染める.....折れず曲がらず真っ直ぐに.....    限定奥義........           黒キ光ノ先導!!                               」 神速の抜刀が黒い光の軌跡を描きながら目の前の光を黒く塗りつぶした.....
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