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ジンオウガがこちらに気づいた....が遅い!!
「おらァ!!」
絶刀【鉋】をジンオウガの右前脚に突き刺し、斬り上げる。
傷口には目に見える程の冷気が噴出している。
だがジンオウガは怯まず前脚を叩きつけてくる。
「甘いっ!」
二回目の叩きつけをかわし、今度は後脚に横斬りを決める。
そのまま中段突きに派生する。
さすがにこれは効いたのか、ジンオウガは少し怯む。
俺はその隙を逃さない。後脚に足を掛け、跳躍。
重力をいかした独自の剣術である。
ジンオウガの背中に刀身を下にむけ、全体重をかけ突き刺す。
いい感触だ.......どうやらまだハンターとしての腕はおちて...
「って少しおちてるか.....」
少し斬れ味がおちた絶刀【鉋】をみて言う。
そしてどうやら上位のジンオウガは伊達ではないようだ。
地面に足をつけた瞬間、ジンオウガは身体を少し仰け反らせ、頭突きを見舞ってきた。
もちろんガードはできないため、両手を交差させて踏ん張る。
「ぐっ.......久々に楽しい戦いになりそうだな!!容赦せん!」
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