どうやら僕は……

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?side 今日の森は少し変だ 何時もは無い存在(モノ)がある 魔物達が狙ってる この深い深い森の奥に弱い存在が現れた それはきっと人間…… 俺達をバケモノと呼び恐れる奴ら… 自分と違うものを否定する弱い弱い生き物 何でこんな所に? 人間は俺達の住むこの森の奥には来ない 理由は簡単。強い魔物が沢山いるから 弱い人間は怖がって入ってこない。入って来る奴は帝とか呼ばれる奴かバカ(自分の力を過信して魔物に挑む奴)だけ…… でも今日のは違う……どっちでも無い? 弱い人間、その前には大きい狼 人間…何故逃げない?何故攻撃をしない? 珍しい…… 狼が飛びかかろうとしても動かない。それどころか目を瞑り自分の生の終わりを迎えるかのようだ 狼に覇気をあてて牽制したつもりだった‥強過ぎたみたいで狼は死んだ やっぱり俺はバケモノ 「どうしてこんな所にいる?」 俺は聞いた ドサッ…… 後ろで何かが倒れる音がした。倒れていたのはさっきの人間 その人間は折れそうな程細く、白かった 白い顔にかかる真っ黒な髪はサラサラと指の間を踊るように滑り落ちた 俺は狼を袋に入れ、人間を抱き上げた 「……軽っ…」 狼より軽い人間を壊さないように抱き上げ、俺は森の奥深くへ消えた _side end
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