プロローグ

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猿岡「ウキ。やっぱり殺し合いを見るのは楽しいな」 大好物のバナナを食べながら、モニター画面に映し出される殺し合いの映像を見ながら楽しむ。 秋彦「総理に喜んでもらえて、僕も嬉しいよ」 ジュースを飲みながら、総理の方を向いてニコッと笑う。 狭間「しかし、今回の殺戮ゲーム、以前のゲームで生き残った者達を参加させなかったんですね?」 秋彦「同じメンバーだと、つまらないでしょ?だから、今回だけ抜きにしたんだ。でも今回は、かなり強い双子がいるから、結構面白いね」 カチカチと画面を操作して、ある双子の少年に画面を切り替える。 双子の少年は高校生位で、二人共、細身の身体に、黒髪の三白眼をした少年だった。 双子なので、そっくりだが見分け方はある。それは前髪だ。 右目を隠す長い前髪をした方が兄の黒鷹。 左目を隠す長い前髪をした方が弟の黒斗だ。
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