第1章*

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あんな可愛いまゆがなんで私なんかとつるんでるか不思議…。 まぁ、まゆといて楽しいからいいけど! そしてまゆには彼氏がいない。…今は。 昔いたらしいけど…今作らない理由はわかんない。 何かありそうなんだけど、話してくれないからなー。 ……私は相談にのるけどな…。 「ちょっとかりん?私の話し聞いてる?」 「…、あっ、ごめん何だった?」 「ちょっとー、かりんのために愛を語ってたのにー」 「な、なっだって!?まゆ、いつから私の事恋愛対象として見てたの!?」 「…へんな妄想やめてくれる?」 「ひっ」 まゆの大きな目が細長くこちらを向いた。 おー、怖い怖い。私の体に穴が開きそう。 「だーかーらーね、かりん、今日誕生日でしょ?おめでとうって話!」 まゆがそっぽを向いた。 同時にまゆのポニーテールがべしん!顔に当たった。 …ちょっと痛かったぞ。 「ちょ、まゆなんて可愛いの!ツンデレか!ツンツンデレデレか!」 「うるさい。鼻息荒い。ほら、着いた、行くよ」 「あっ、待って待って!」 賑わう祭り、がやがやしてる。 こういう雰囲気、好きだな。
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