サバイバルでございます

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あまりにもつまらないサバイバル風景に、私は執事でありながら、何か起こればいいのに…と思ってしまいます 男性四人の狩りや料理風景や寝顔を見て面白いと思いますか? 唯一面白いのは双子の寝相くらいです まぁ、被害にあうのはユウキ様とミルガディス様ですから、特に何もいたしません 転がっても、木に激突しても起きない双子の寝相を見ながら、朝になりました トト「何か楽しいことでも起こりませんかね?」 下僕『マスター……予言?』 暇潰しに呼んだ下僕が何やら言っていますが、願望であって予言では… 『ハーッハッハッハッハッハッ!!』 ありません 下僕『マスター、見て見ないフリは無理があるよー?』 いえ、私は見ておりません 『ついに封印が解けた!皇帝め!我らを封印したこと後悔するがいい!!』 レグ「…」 セラフ「……父上ー」 トト「知りません」 ユウキ「うわ…変態だ…」 ミル『あれは……大罪のサタンだな』 はぁ…… とっとと立ち去っていただけませんかね? サタン『まずはここに居る人間共を一人残らず焼き殺してやる!………ん?これは…フハハハハッ!!こんなところにルシフェルの力を持つ人間が居るとは!!運がいいな!人間ごときには勿体無い力だ!所持すること自体が万死に値する!』 ………おや? 何故かサタンは私ではなく双子を見ていますね レグ「何故俺達が狙われてるんだ?」 セラフ「さぁ?父上だからじゃないか?」 ユウキ「ねぇ、とりあえずさ…………誰か彼に服着てないって教えてあげなよ」 あぁ、先程から違った意味で悲鳴があがっておりますね まぁ、真っ裸で宙に浮かぶ赤い髪の男性が偉そうにしているわけですから、乙女には刺激が強かったようです
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