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教室にて、双子は決められた席に座り、私は教室の後ろに控えます
「レグルス、セラフ、おはよー!」
双子に声をかけたのは、勇者様の数少ない長所である顔の良さと、サラ様の明るさとピンク色の髪を引き継いだお子様
双子の唯一の友人であるユウキ様
男三人、暑苦しいことこの上なく、混ざりたくありません
レグ「おはようユウキ」
セラフ「はよー」
ユウキ「つか、俺が一年生の挨拶することになってんだけど、中等部最優秀者ってお前らだろ?」
「「面倒だから断った」」
ユウキ「マジか!!俺も断れば良かった…」
そう、ユウキ様はとても騒がし………元気な方でございます
ユウキ「んで?お前ら封印解いたんだろ?量はどんくらいだった?」
あ……
「「…………忘れてた」」
失念していましたね
身体能力だけで使用人三年目の方々五人を相手に出来ていたので、魔法の必要性を感じていませんでした
授業では魔法も習いますから、必要ですね
…………いえ、その前に始業式が終われば魔力測定がありましたね
お嬢様の時がそうでしたし
魔力測定をして、自己紹介でしたね
ユウキ「え?ヤバくね?父さんと母さんが今日は魔力測定もあるとか言ってたぞ?」
レグ「まぁ、大丈夫だ……魔力がない落ちこぼれ等と、俺達のことを馬鹿にしてきた奴は」
セラフ「戦闘授業で完膚なきまでに蹴り潰すからな」
そんな楽しそうな計画を黙って見ている訳にはいきませんね
とりあえず双子に結界を張り、双子の背中に手を置いて………………目一杯魔力を叩き込みました
「「グッ!?」」
封印は壊れ、溢れ出す魔力
トト「魔力を完全に抑え込めもしない若輩者が、他人を侮るとは…………お仕置きです」
痛く殴って気絶させ、魔力がおさまったので元の位置に戻りました
私、執事でございますが、父でもございますので、教育は確り行っております
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