第1章

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8月某日。 毎日の口癖は、溶けそう。 朝方ですら今はうだるように暑い。 なんだかもう地球がだんだん あったまってサウナみたいになって そのうち生物が住めなくなるんじゃないだろうか?と そんな風に想いを馳せてみる 午前8時の出勤前。 マスカラを何重も重ね 口紅をピッと引く。 鏡で顔の左右を確認。 汗よーし。ウブ毛鼻毛よーし ファンデーション浮いてないな。 「さて、そろそろ行くか。」
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