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すっと立ち上がり、決まったルートで
戸締まり、火の元を確認し
タンスに入りきらずに散乱した服をまたいで
買っているうちに溜まっていった靴をかき分けながら
仕事用のパンプスに足を通す。
ガチャガチャとせわしなくドアを開き、パタンと扉を閉めた。
ガチャリと鍵をかけて、ふと進行方向を見ると
夜勤明けのお隣さん(男)が、ちょうど階段を上がって来たところだった。
目はどんよりとくすみ髪もボサボサで
肌は不健康そうな色をしている。
ふと、目が合った。
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