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「それにしても千佳さん、こう言ったらダメなのかもしれないけど、変なモテ期到来なんですかね～？ストーカーとか元カレとか…そして今回」
「これがモテ期ならもう一生モテ期なんていらない…」
ですよね～！
なんて大笑いしてる麻奈ちゃん…
早くお酒抜けて…。
「あ、でも、今回のは私にじゃなくて北沢さんへの当て付け…みたいな感じなの」
「当て付け？」
「自分の彼女が北沢さんへ心変わりしたのが許せなくて…みたいな事言ってました」
「なんですか、それ！！千佳さん全く関係なくてただの巻き添えじゃないですか！」
キィーっと喜怒哀楽が激しい麻奈ちゃんを横目に楓さんが
「それなら尚更北沢さんが駆け付けてくれてよかったじゃない。ガツンとやってくれたんでしょ？」
「まぁ、そうですね」
すごく険悪な雰囲気だったけれ殴られるかと思ったけど、すごく冷静な対応の北沢さんだった。
「弁護士？」
「そうなんです。知り合いに弁護士がいるから～って話をして。あっ、でも、本当はそんな知り合いとかいないって言ってましたけどね」
「はは～ん」
今度は何ですか、麻奈ちゃん…。
指を顎にあて探偵のような振る舞いですけど。
「それ、またまた千佳さんのため、ですよね？」
「私もそうだと思うわ」
突っ込みどころ満載の麻奈ちゃんなのに冷静にその言葉にのっかる楓さん…。
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