第15章

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北沢さんが戻ってきてからはまた川端くんの話で盛り上がり、気付けば先程気になった言葉の事は忘れていて。 そしてそろそろお開きになるって時に 「あ」 「ん?どうした?」 「今日なんで私が呼ばれたのかな…っと思って」 本来の目的を思い出す。 視線を川端くんに向けると 「あっ、思い出しちゃいました?」 ニコニコ顔で 「いや、特に理由なしっす!3人で飲みたいな~なんて?」 「は?俺、飲めてないけど」 「そこはすいません!でも、佑都さんも楽しかったでしょ?佑都さん家で改めて付き合いますから」 「わざわざ千佳呼び出して…お前に付き合わせて」 「千佳さんもすいません!何か久々に2人の仲睦ましいツーショット見ながら飲みたかったんですもん。いや~やっぱ、お似合いの2人っすね!俺、明日からまた仕事頑張れます」 川端くんの態度に呆れながら 「千佳、ほんとゴメン」 申し訳なさそうに謝る北沢さんに 「大丈夫です。すごく楽しかったですから。私も明日からまた仕事頑張れます」 にこやかに返事を返した。
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