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「どうした?酔った?」
先程まで和やかな雰囲気で話していたのに私の突然の変わり様に心配そうにこちらを見てくれてる…だろう
けど
「だっ大丈夫です!」
こんな真っ赤な顔を見せられなくて
恥ずかしくて
北沢さんの方は向かずに慌てて返事を返す。
「…………。そ?」
突っ込みどころ満載の態度なのに深く追求してこない。
運転してるし、夜であまり見えてない?
そこまで変な態度じゃなかった?
何にせよ今のうちに気持ちを落ち着かせなきゃ!
「もしかして…」
「へっ?」
「川端、何か変な事言ってた?」
「変な事?」
「…………」
「…………」
「やっぱ、いいや。何でも──」
と言いかけ私と目が合い急に黙る北沢さん。
「ちょっ…ごめ…」
と呟いたかと思ったら急に路肩に車を止め
「どうしたんですか?大丈夫ですか?」
慌てて声をかけるも北沢さんはハンドルに顔を伏せたままで
そして
"ふー"っと大きく息を吐き
「どうしたはこっちのセリフ…」
ハンドルに頭を預けながらこちらを向いた。
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