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女性は山小屋に入ると、空き部屋を借りて中に籠ってしまった。
「おやまぁ、何をする気かね?」
山姥は首を傾げる。
暫くし、カタンッ、カタタンと不気味な音がしてきました。
「何をする気じゃ、これ!」
山小屋を壊されると思い、山姥は部屋の障子を開けました。
そこには、一匹の鶴が布を織って居りました。
「えっ、あなた誰ですか?」
鶴は先程の女性の声で訊ねます。
「知らんわい、あんたが間違えたんじゃろ!」
山姥は鶴に言います。
「あらやだ、私ったら。わざわざ雪を降らしましたのに~」
鶴は窓から飛び去りました。
めでたしめでたし。
「畜生、また道に迷った」
その頃に赤鬼は、一軒の家を見付けます。
(おっ、食い物がありそうだ!)
「誰か、助けとくれー!」
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