第1章

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その時です、おじいさんの声がしました。 (何だよ、老人しかいないのか) 赤鬼は帰ろうとします。 「助けとくれー」 しかしおじいさんの叫びが耳に付き、離れなかった。 赤鬼は自分をお人好しだなと笑いながら助けに向かったそうな。 「おーい、ってじいさん。壁に頭がめり込んでる……」 唖然とする赤鬼。 「よいしょっと!」 おじいさんを軽々と引っ張る赤鬼、すると。 「んっ、おやまぁ!」 頭に出来た、たんこぶが取れていた。 「あむっ、モグモグ」 赤鬼は腹の足しにとたんこぶを食べたそうだ。 「ふぃー、微妙だな、まぁ良いや。帰る」 赤鬼は帰って行きます。
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