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「んじゃ、こっちもいただきまーす……?」
「そうは行きませんよ、鬼め。覚悟なさい!」
刀を構える女性。
彼女はかぐや姫と呼ばれている。
鬼は首を傾げて少女を離すと、かぐや姫に笑いながら襲いかかる。
「グワォオォオ!」
鬼の足音はドンッと鳴り、地響きが辺りを揺らす。
「遅いですよ、月夜の舞い!」
かぐや姫は、刀を確りと握りしめながら宙を舞い、鬼に斬りかかる。
(ハアッ!)
ズシャ、メシャリッと不快音を立てて鬼が敗れた。
「ふむっ、妾の剣術を。伝授したかいがあったな!」
かぐや姫の後ろで戦いを観賞する男性。
彼の名は牛若丸。
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