執着

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気疲れして歩く気力もねー。と、マンションを出てから大通りに向かう 最初はタクシーを拾うつもりだった 「……三駅か」 自分ちに向けて、方向転換。 俺様の長い足なら、40分かかるか、かからないかほど 大通りの国道をまっすぐに歩けば、昔美紗緒のすんでいた街がある 数年前、って言ったらかなり前なはずなのに。 何度もあいつに待たされたコンビニの前に到着したとき、懐かしくてふと足をとめた
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