執着

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与えることを知らないから。 与えてもらうことばかり考えて。 あの時と同じように、ガードレールに腰掛ける 待っても、待っても もう美紗緒が住んでいないこの街で、 あの出口から、美紗緒が出てくることなんてねーのに。 俺は、その場に居座った
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