0人が本棚に入れています
本棚に追加
お兄ちゃんのように慕ってくれるのは大いに結構。
嬉しいのだが、和華の好きの心はお兄ちゃんとしての馨汰に向いている。
一人の男の子としての馨汰には幼なじみ止まりだ。
だから、好きって言っても付き合う好きじゃないんだ。
悲しいけど、和華の傍にいられるならそれでもいいかなって思い始めてる。
「馨ちゃん、馨ちゃん」って言って笑ってくる和華の顔を見てると、もし思いを打ち明けてギクシャクするよりはいっそのことこのままの関係を保ちたいって願っている自分もいる。
最初のコメントを投稿しよう!