第1章 大好きだよお!

5/6
前へ
/6ページ
次へ
なんだかなあ…。と、空を仰ぐ。 すると、突然視界にニョキっと大きな手が出てきて僕の鼻を摘む。 「ふがっ!?やめろい!」 言いながら手を振り払う。 「はははっ!馨汰、ボーッとしてたけど、めずらしく考え事か?明日は大雪か…」 笑いを抑えきれずにニヤニヤしながら親友の優晴が言っている。 「大雪なわけあるか!」 ビシっとデコピンを喰らわせながら僕より少し高い優晴を見上げる。 「てかさ、男って長身の方がモテるんかな?」 「お?いきなりどうした。もしかして悩みはそれかよ」 「違うよ、なんとなく聞いてみただけ」
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加